乾けない世代から考える生活の最適化『手ぶらで生きる。』

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ミニマリストと聞いてどう思うだろうか。「わざわざ不便な生活して」「そんな生活自分にはできん」などと思うのではなかろうか。この本を読む前までは私もその一人であった。しかし、その認識は全くもって間違っていた。実際はミニマリストとは最先端の生き方である。

 

現代の人たちはテレビを持つこと、モノをたくさん買うこと、広い部屋を借りること、車を所有すること、財布を持つこと、貯金をすることに対してなんの疑問も持つことなく、それが当たり前だと認識してしまっている。

 

そういった人よりも良いものをたくさん所有していることに生きがいを見出している今の生き方に疑問を呈しているのがミニマリストである。お金も車も家もいらないから好きなことを好きなだけやらせてくれという乾けない世代の主張である。

 

最近では、TEDで一躍有名になった植松努さんが行なっているARCプロジェクトの一環で住宅コストを10分の1にし、教育費もほとんどかからないようにしようとしている。

 

また、ベーシックインカムの導入が色々な国で考えられている。働かなくても生きていける世界は着々と進んでいる。この本は見栄と財布を捨てて自由な生き方を模索する手助けをしてくれる一冊だ。