動画2.0 エンタメが変わる『人生の勝算』

f:id:lion0024:20180530230242j:image

資本主義が終わりを迎え、評価経済の時代が来ていると言われている昨今。これほど具体的にファンビジネスが上手く行く方法を書いてある本はなかったのでなかろうか。


youtuberが人気職業ランキングに入り、ブログやメルマガだけで食べて行ける人が増えている。アイドルを目指そうと思えば誰でもなることが出来、歌が上手くなくとも歌で食べていくことができるようになった。


SHOWROOMで活動している人でちづるさんという人がいる。ちづるさんは50歳のおばさんである。しかし、アイドルになりたいという夢を叶えるために活動し、今では500人以上の濃いファンをつけている。


以前のように容姿が整っていないといけなかったり、感動させられるような歌を歌えないというわけではなくなっている。歌も容姿もクラスに一人はいそうでも、ファンビジネスを成功させることはできる。


コミュニティの成功に影響を与える最大変数は努力の絶対量であると前田さんは語る。実際、SHOWROOMでのデータやさまざまな分析により出したノウハウを前田祐二さんご本人が本人とバレないようにしながら100万円近く稼いでいた。


それらを本書ではふんだんに説明してくれている。ここで私が語るのは野暮というものなのでぜひ本書を読んでもらいたい。人生やビジネスにおいて間違いなく役に立つ一冊である。

乾けない世代から考える生活の最適化『手ぶらで生きる。』

f:id:lion0024:20180530225747j:image

ミニマリストと聞いてどう思うだろうか。「わざわざ不便な生活して」「そんな生活自分にはできん」などと思うのではなかろうか。この本を読む前までは私もその一人であった。しかし、その認識は全くもって間違っていた。実際はミニマリストとは最先端の生き方である。

 

現代の人たちはテレビを持つこと、モノをたくさん買うこと、広い部屋を借りること、車を所有すること、財布を持つこと、貯金をすることに対してなんの疑問も持つことなく、それが当たり前だと認識してしまっている。

 

そういった人よりも良いものをたくさん所有していることに生きがいを見出している今の生き方に疑問を呈しているのがミニマリストである。お金も車も家もいらないから好きなことを好きなだけやらせてくれという乾けない世代の主張である。

 

最近では、TEDで一躍有名になった植松努さんが行なっているARCプロジェクトの一環で住宅コストを10分の1にし、教育費もほとんどかからないようにしようとしている。

 

また、ベーシックインカムの導入が色々な国で考えられている。働かなくても生きていける世界は着々と進んでいる。この本は見栄と財布を捨てて自由な生き方を模索する手助けをしてくれる一冊だ。